出入口の松の木
開店前よりずっと前から松の木がありました。その松の木は出入口にずっと生きてきました。しかし、2003年夏以降、急速に枯れ始めました。幹をよく見ると、所々に緑色の斑点がついています。どうやら松食虫にやられたようです。
管理している県土木事務所の調査を受け、致命的なダメージを受けているのがわかりました。残念ながら伐採が決まりました。
2003年9月下旬、伐採の日、クレーン車も来て結構大掛かりです。お清めの後に伐採開始。あっという間に松の木はなくなりました。
伐採後、年輪を数えてみました。その数77本、つまり80年弱ここで生きてきた事になります。その松の木はその後どうなったかわかりませんが、何かの材料に使われて、どこかで存在してたらいいなと思っています。
何気なくあったものが急になくなると、何か物足りなく淋しい気がしますね。人の存在も同じです。